(1/12)不凍タンパク質(Antifreeze Protein, AFP)は、生物の凍結を防ぎその越冬能力を高める物質と考えられています。上は、左から日本産オオクワガタ(♂)、同終齢幼虫、同体液が含むAFPの分子構造です(動画)。この昆虫は越冬能力を有し、幼虫はー5℃に置いても凍りません[1]。オオクワガタAFPの分子表面には水分子(右図、青い球)が並んでおり、これらと同じ配列をもつ水分子が氷結晶の中にあることが最近の研究から分かってきました[1]。つまり、AFPは”氷結晶の一部を表面にまとったタンパク質”なのです。AFPは一体どのような働きをするのでしょう?(-> next)(-> home) |
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