(1/4) 不凍タンパク質(AFP)の不凍機能(氷核成長抑制能)は熱ヒステリシス (Thermal hysteresis, TH) と呼ばれる物理量で評価されます。このページではTHの測定方法について紹介します。TH測定に古くから用いられている装置はナノリッターオスモメーターですが、私たちは汎用の光学顕微鏡にジャパンハイテック社の10030 型 ペルチェ式冷却加加熱ステージ を組み合わせたものを使用しています。はじめに、AFPの水溶液(サンプル)を入れたキャピラリーを銅製ホルダーに差し込み10030型ステージの中にセットします[1]。次に、サンプルの温度を-40℃まで冷やしその全てを凍結させます。10 mg/mLの昆虫由来AFPのサンプルが凍結する様子を撮影した動画1をご覧ください。(->next) (->home)