(8/12)今度はAFPがあるときです。AFPを含む赤インク水(左上)も冷凍庫内に置くと容器のフチの方から凍っていきます。すなわち無数の単結晶氷がフチの方に発生しますが、発生したと同時に、AFPが個々の単結晶氷の表面に無数に吸着することになります。こうしてAFPによる「コーティング」を受けた単結晶氷は、結晶成長も互いに結びつくことも抑制されるため、結果として分散(懸濁)状態を形成することになります(右上)。赤インクは分散した単結晶氷のすきまに存在し濃縮されません(動画) [8]。AFPの添加によって凍結濃縮現象が抑制されることで、この様な着色氷ができると考えられます。(-> next)(-> page1) |
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